「よ、よかったら、【黒田君】。
 私に絵を教えてくれない?
 そ、その代わり、論文の練習も兼ねて、私が君の小説を見てあげる。
 人様に出して良い物かどうか。
 ど、どうかな?」
 と言った。
 【せら】にとっては【神】の【絵】と【神】の【小説】を見れると言う良いとこどりの案だ。
 それで、【大悟】の【絵】と【小説】をべた褒めして、何とか世に出そうと考えていた。
 【大悟】は、
「いや、絵は人に教えられる様なレベルじゃないし……」
 と言う。
「美術の成績は?」
「(十段階評価で)一応、10だけど、僕がやっている絵をタッチが違うんだよな。
 教科書通りにやるのは何とか出来るけど、オリジナルでやると下手になるって言うか……」