自分のイケている正体を秘密にしてほくそ笑んでいた自分がまさか、驚かされる側に立つとは夢にも思っていなかった。
【せら】は、心臓がバクバクしてきた。
憧れられるはずが、反対に憧れてしまった。
目の前に【神】が居ると思うと緊張してきたのだ。
「き、君って、絵を描くのが趣味なの?」
と聞いた。
【大悟】は、
「ん?
いや……趣味ってほどでもないけどね。
息抜きって言うか。
趣味の方は絵じゃなくて、小説の方かな?
お話作るのが趣味なんだよね。
だから、挿絵を描くのにイラストも付けた方が良いかなって思ってね。
イラストは恥ずかしくて出せないけど、小説の方はブログで発表してるよ。
【小説家の生卵】ってタイトルで半月で1本のペースでアップしているけどね。
良かったら見て欲しいな。
まぁ、リスナーの反応が怖くて、僕は全然、自分のブログ、見てないんだけどね」
と言った。