【沙羅依】は、
「………理解不能。
 弱いのに、1人で行った」
 とつぶやいた。
 少年達の言葉は目に入っていない。
 少年の1人が、
「ねぇねぇ、無視しないでよぉ。
 俺と良いことしなぁい?……」
 と言って【沙羅依】の肩を抱こうとした時、
 ゴキッ
 ――と言う音がして、その少年は地面に倒れた。
 少年達は、
「な、……」
「何すんだよ……」
「おいっ……」
 などと言って動揺した。