「いやよ。
あんたがやりなさいよ」
「我が輩は忙しいと何度も言っているだろうが」
「忙しいって何よ。
どうせ、また、漫画を読むとか音楽を聴くとかそんな感じの奴でしょ?
そんなのいつでも出来るじゃない」
「お前がいつも面倒事、押しつけてくるから、しっかり見たり聞いたりしている時間が無いんだよ。
頼むからゆっくり鑑賞させろよ」
「良いじゃない。
ちょっとくらい」
「何がちょっとだ。
これで何度目だ?」
「じゅ、十六回くらい……かな?」
「八十四回目だ」
「あ、数えてたんだ」
「あまりにも多いから途中から数え始めたんだよ。
お前のちょっとってのは一体何回のことだ?」
「と、とりあえずせ、千回くらいかな?」
「ふざけんなっ
見ててやっからお前がやれっ」
「ホント?
見ててくれるの?」
「見ればやるんだろ?
前にも言ってただろうが」