「失礼ね。
 歴とした女よ。
 でもね、おあいにく様。
 私はあんたなんかにコロッと行くような安っぽい女じゃないのよ」
「……確かに。
 君は、並みの美少女じゃない。
 とびっきりの美少女だ。
 それは失礼したね。
 では何故だい?
 なぜ、君は私の魅了が利かない?」
「何が魅了よ。
 調べさせてもらったわよ。
 そして解ったわ。
 あんたの正体」
「ほぅ。
 私の正体を知っていると?
 では何だい?
 私の正体は?
 吸血鬼とでも言うのかい?」