「えぇ~?
 覚えてないですよぉ。
 だって、ボク、【特殊美術鑑定者】って何をするのか全然しらないし」
「あなたが今、入っている学校は何ですか?
 末席として入ったとは言え、あなた、腐っても【特殊美術鑑定学校(とくしゅびじゅつかんていがっこう)】の生徒でしょ?
 自覚もないの?」
「いや、だって、ボクは、入りたくて入った訳じゃなくて、知らないおじいちゃんに入れって言われたから入っただけで……」
「そんな理由で入ったって言うの?
 バカなのあなたは?
 【特殊美術鑑定学校】とは、【多数世界(たすうせかい)】にある7つの【架空宝物美術(かくうほうもつびじゅつ)】を見極めるエリート集団なのよ」
「え?
 7つ?
 10種類じゃないの?」