呼び止めた少女は、
「な……
 こ、この私の名前すら覚えていないと言うの?
 【マユリ】よ。
 【マユリ・ジャーゴス】よ。
 主席の私を覚えてないって言うの?」
 と言った。
 【セシェル】は、
「はぁ、そうなんですか?
 それは失礼しました。
 ボクは、人の名前を覚えるのが苦手で」
 と答えた。
「主席を含む学年の10傑の名前くらい覚えておきなさい。
 そんな事よりも、何故なの?
 何であなたがあの方々に気に入られているのよ。
 天然で、何を考えているかも解らないようなあなたが、何で?」
「あの方達ってどなたですか?」