少女は、
『この肉体の持ち主の事か?
 この肉体の魂は、人間であることを放棄した。
 この身体はもはや、我のものだ』
 と言った。
 【ショウキ】は、
「その人の名前は、【河本 菫(かわもと すみれ)】。
 僕の同級生だ。
 お前のものじゃない」
 と啖呵を切った。
『我のものである。
 不敬が過ぎるぞ人間風情が。
 頭を垂れよ。
 我は神である』
「違う。
 その子は可憐な女の子だ。
 僕なんかは相手にもされなかったけど、真面目で一生懸命で。
 とても素敵で。
 頑張ってて。
 まぶしい存在で。
 だから死んで良い人間じゃないんだ」