「そうも行かないよ。
 彼女は悪くない。
 彼女はたまたま、ぼくっちと出くわしてしまった。
 ただそれだけだ。
 ぼくっちが巻き込んでしまったんだ。
 責任は取らないとね」
「なぜですか?
 なぜ、あんな小娘を甘やかして私を破門にしたのですか?」
「君は生け贄を求めただろ?
 何の罪もない生娘達を。
 それはぼくっちが看過できることじゃない。
 生け贄付きの儀式をするんだったら、もう、君はぼくっちの弟子じゃない。
 破門さ。
 それだけの話さ。
 君は、【愛理】ちゃんを生け贄にしようと思っているんだろ?
 僕の目が黒いうちはそんな事させないよ」