そして、
「こ、これがおっぱいを大きくする【魔導具】。
しょ、処分をするのは簡単だけど、た、試しにちょっと使ってみようかしら……
本当にそうなるのか解らないし。
べ、別に私の胸が小さいとかそんなのを気にしている訳では無いのよ。
これは、女の子として、夢の……ううん。
女の子の身体をいじくるなんていかがわしいアイテムなのよ。
だから、弟子として、私は……」
と自分に言い訳をして、【魔導具】を使おうとしていた。
一方、間借りしている部屋に残っていた【ファズレヌァシ】は、
「で?
何のようかな?」
とつぶやいた。
【ファズレヌァシ】は何も居ない空間に向かって話しかけた。