足早に動いたため、第二階層の情報は仕入れて来れなかったが、それを探っていたら、状況を立て直した怪妖達が追ってこないとも限らない。
幸い、見張りもいない事だし、入る事にした。
──が、突然、フォールが叫ぶ。
「違う、こっちじゃない」
向かうところだった、キャリア達は急旋回して、そのブラックホールを離れた。
すると、そこから何千光年も離れたところにもう一つ、巨大なブラックホールがあった。
先に見た方のブラックホールは第二階層の入り口ではなく、侵入者を永遠の闇に閉じ込める罠だったのだ。
怪妖達が追ってこなかったのもこの最後の罠があったからかもしれない。