第四章 第二階層へ
ほぼ素通りで、第一階層を進むキャリア達だが、全く敵が居なくなったという訳ではない。
――そう、他の怪妖達がまだ、残っているのだ。
特に、呪業を倒してしまったという事で、自分達の権威を失墜させたとして、キャリアに対して、強い殺意を覚えるようになった。
そして、二匹目の怪妖が彼女達の前に立ち塞がるのだった。
怪妖 怨堕(かいよう えんだ)。
それが、その怪妖の名前だ。
怨堕は元、天使だ。
それが、幽界に落ち、深い怨嗟を浴び続け、やがて原型をとどめない怪妖へと姿形を変えていったのだ。