そのため、何も感じなかったのだ。
 存在の本能がクアンスティータの感覚をシャットアウトして存在を保ったのだ。
 つまり、クアンスティータとはそれだけの力を持った化獣(ばけもの)であるという事になる。
 クアンスティータに比べれば、あれだけ、全ての存在がその誕生に焦っていたクアースリータが可愛く見える。
 存在レベルから太刀打ち出来ない化獣が誕生したという事になる。
 フォールは感覚を重視するタイプの戦士であったため、この異常事態に気づいたのだ。