キャリアは、
「あら、なぜ?」
 と聞いた。
 彼女もよく解らなかったからだ。
 だが、その解らなかったというのが問題なのだ。
 ――そう、全ての存在が反射的に、クアンスティータを感知するのを拒否したのだ。
 クアンスティータの感覚を感じれば存在が消えてしまうためだ。
 存在を保つために、クアースリータの時と違い、外部の気を感じるという行為を全ての存在が拒否したのだ。

続く。