自らの後世である芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)は【答えの力】という力を身につけつつあるようだが、前世である自分にはその力がない。
 【答えの力】はクアンスティータに対抗する力とされているが、クアンスティータが本気になれば、そんな力など、物の数ではないと思っている。
 だが、Fとしてはその【答えの力】に多少興味はあった。
 答えがわかるというのであれば、是非とも身につけてみたい。
 そうは思うが、芦柄 吟侍は自分の魂の七分の一の転生した魂に過ぎない。
 自分の七分の一の者の力に憧れるというのは彼のプライドが許さなかった。
 芦柄 吟侍は自分より格下、下等であるべきだ。
 その吟侍が自分より、先に答えを見つける事など許し難い。
 そう思っていた。