第二章 キャリア覚醒
キャリアは戦闘中苦しみだした。
2級使愚魔達の猛攻にも何とか耐えていたのだが、突然頭が割れるような痛みに襲われたのだ。
何とか、敵と少し距離を取って、その間、フォールが敵を引きつけてくれているが、何時までも彼一人に任せてはおけない。
ジリジリと後退してくるフォール。
やはり、一人で敵全てを相手にするには無理がある。
「そんなに持たん。キャリア、お前、どうしたんだ?」
たまらず、フォールが聞いてくる。
「う、うん。ごめん、何か変だ。けだるい……」
「けだるいって、戦闘は無理ってことか?このままだと……」
やられてしまうという言葉をフォールは飲み込んだ。
後ろ向きに考えたらそれが現実になってしまうかも知れないからだ。
続く。