そのため、当事者である深神達は青ざめていた。
 神自らが世の理に直接関与する訳にも行かないため、戦闘は天上使に任せているが、本来であれば、クアンスティータを強くしてしまうものは残らず、自分達の手で始末したかった。
 神の指導者たる自分達の立場がそれをさせてくれなかった。
 自分達が出れないのであれば、1級、0級天上使の出陣よりも如真(にょじん)プロジェクトの早期開始を提案するべきだと思っていた。
 神御の戦闘力を上回るとされる1級、0級天上使よりもさらに強大な力を与えられた如真だが、神々への絶対服従を最優先とさせているので、その調整に時間がかかっている。
『如真だ、如真を動かせ。天上使などに任せてはおけん』
『そうだ、如真を出せ』
『いや、待て、万が一、神へ反旗を翻したらどうするのだ』
『そんな事を言っていたら手遅れになる』
『だが、しかし……』
『そうやって、結論を延ばせばどうなるか……』
 神々は自分の意見を言っていく。
 だが、意見がまとまらない。
 結論の先延ばし。

続く。