虚しさだけが残るのではないか。
 それは何となく解っている。
 それが自分の弱さだという事も。
 解ってはいるが、深神と頂魔の企みを見抜けなかった自分の弱さが許せなかった。
 何か行動しなくてはならない。
 その衝動だけには逆らえなかった。
 行動するとしたら、彼には、クアンスティータを最強の形で産み出す――それしか無かったのだ。
 強さとは何だ?
 Fも解っている。
 本当に強い者は自分の力を誇示したりしない。

続く。