それ故に、神や悪魔ですらも立ち入る事を恐れ多いとされている場所に存在した。
『悲しき存在よ、我らに何か用か?』
 神上立者の一名がFに対して声をかける。
 声を聞いただけでも消滅してしまいそうな威圧感をもっている。
 が、それでも神上立者達はFを始末しようという考えではない。
 滅ぼすという事の虚しさを知っているのだ。
 むやみに、存在を消し去るような真似はしない。
 Fは冷や汗をかきつつも、
「いや、一度、会ってみたかった。神や悪魔の上に居る存在に。俺の子はあんた達をも超える。それだけを言いたかった」
 と言った。
 強がりではなかった。