少なくともFにはこの場を消えてもらいたい――そう思っていた。
 その願いが通じたのか、Fは、
「急用が出来た。お前との話はまた後だ」
 と言って、姿を消したのだった。
 Fが去った後は、どっと疲れがでて、そのまま眠り込むのだった。
 キャトラとフォールもキャリアの近くに居ながらFを前にして何も出来なかった。
 圧倒的な力の前にただ、黙って見ている事しか出来なかった。
 そんな二人がキャリアに対してどんな言葉をかけられようか?
 何も言えなかった。
 キャリア達に暗い影が現れた。
 キャリアはそのまま死んだように眠った。