三人は改めて考える。
 フォールが何かを思いつく。
「お前につきまとっているFという男、それは関係ないのか?」
「関係ないと思うわ。私の事をまるでゴミでも見るかのように見ている男だもの。私との間に子供をもうけるなんて思わないと思うわ。無理矢理手籠めにでもされない限り、私の方からアプローチをするなんて考えられないし」
「あの男は執着しているんだろ、あの化獣(ばけもの)の事を……それとは関係ないのか?」
 あの化獣とは【クアンスティータ】の事を指す。
 さすがのフォールも恐ろしくて、なかなか素直に【クアンスティータ】の名前が出せなかった。
「怖いこと言うニャン。本当に居るのかニャン?」
 キャトラも怯えている。
 神や悪魔の上層部は明らかにクアンスティータに対して警戒している。
 警戒しているという事は存在するという事でもあるのではないか?
 下っ端であるキャトラやフォールにはクアンスティータに対する事は詳しく説明されていない。
 神話の中でのフィクション。
 そう、とらえてきた。