第二章 Fからの刺客


 キャリア達にし向けている刺客達が全滅し続けている神と悪魔達もただ、手をこまねいて見ているだけではなかった。
 キャリアの結界をヒントに神側の刺客も悪魔側の刺客も行き来できる、第三地帯である聖魔地帯(せいまちたい)の創造案が神、悪魔双方の案としてあがっていた。
 神と悪魔の円卓会議まで、もう、それほど、時間も無い。
 このままでは、大した成果もあげられず、あの恐怖の化獣(ばけもの)クアンスティータに対する議題の会議を行わなくてはならないことになる。
 神と悪魔のもっているどうしようもなく言い知れぬ不安を何とか払拭するためにも、何とかして、クアンスティータの力を弱めたという吉報を得たいというのが双方の希望だった。
 使える手段はなんでも使う。
 なんとしてでも、クアンスティータは最弱な力で誕生させたい――。
 それだけはなんとしても叶えたかった。