「私もね、……パワーに頼るのをやめて、ちょっと小細工してみたの。やっぱり、そうだった。パワーに対してパワーで挑むと苦戦するけど、戦い方を工夫して戦えば、十分、余裕を持って戦える。じゃんけんの要素ね。グーはパーには弱いけど、チョキには強い。同じ事がチョキにもパーにも言える。それが解っただけでもあなたとの戦いは有意義だったわ。ありがとう。お礼を言うわね。でも、もう良いわ。あなたは、策を弄するにはバカすぎる。ここは闇の星テネブライでしょ。人間の子供が易々と来れる場所じゃない。と考えると何かあると思うのが普通でしょ」
「き、汚ぇぞ。罠にはめやがって」
「何が汚いよ。先に卑怯な手を使おうとしたのはあなたの方でしょ。そういうのを自業自得っていうのよ。それと、そんなんだから、あなたは9級止まりなのよ。むしろ、9級でも高位なくらいじゃない?弱すぎて話にならないわ」
「こ、殺してやる……」
「殺されるのはむしろあなたよ。さようなら。もうあなたの顔は覚えていたくないの。じゃあね」
「ぎゃぐっ……」
一閃。
光の力を使ってキャリアはジャンクックを真っ二つにした。