何が正しくて、何が間違っている…
 そんなことも見えなくなってしまっている…
 あの事が起こったのは神話の中での話…
 だから、すでに終わっている過去の話…
 でも、いつまでもFは囚われている…
 それだけ悲しかった…
 何も知らなかった自分が悔しかった…
 救えなかった事が悲しかった…
 何故、事実を知る力が無かったんだ…
 その事が自分への怒りも感じていた…
 その悲しみがFに異常とも言える力、いくらでも能力を作り出せる力を与えていた…
「戻ってくるさ、レインミリーも…」
 そう自分に言い聞かせるFだった… 
 これは復讐…
 レインミリーを追い詰めた者達…
 その全ての子孫への…
 レインミリーはそんなことは絶対に望まないだろう…
 だが、Fはその怒りを抑えられない…
 レインミリーの手で全てを潰してやる…
 それが、Fが決めた復讐だ…。
 Fの復讐の化身、クアンスティータ…
 レインミリーはその中に眠っている…
 このままでは、悲しみが連鎖してしまう…
 お願い…誰か彼を止めてあげて…
 ニナ・ルベルはそう願うのだった…。

完。