そうで無ければ、クアンスティータを恐れる人々に殺されていたかも知れない。
 いや、そうでは無かっただろう…
 クアンスティータの自己防衛能力は誕生していない今もしっかり機能している…。
 彼女に害をもたらす存在は自己防衛能力により、消し飛ばせるだけのパワーが既に備わっている…。
 だから、ニナ・ルベルは他の人達を守る為に正体を隠しながら生活していたのだ。
 そんな逃亡生活をしていたある日、彼女は【F】と名乗る男と出会った。
 【F】とは神話の時代にニナを通して、化獣を誕生させた怪物、ファーブラ・フィクタの事だった。