「いきなり来てなんだ、ジジイ!」
 自分に賛成意見を出した老紳士に対して怒鳴り声をあげるユリシーズ。
 カノンを悪く言われるのが面白くないのだ。
「忠告じゃよ、お主達が行く道は茨の道…これから苦労を重ねることになる…」
「ふざけんな!不吉な事、言うんじゃねぇ」
「待って、ユリシーズ君。…あの、ご忠告ありがとうございます。参考にさせていただきます」
「姫さん、あんた、人が良すぎるんだよ」
「そんなことないよ、おじいさんは親切にアドバイスをくれただけ。怒ることじゃないよ」
「あんたを死なせたくないという気持ちはワシも同じじゃ。あんたは綺麗なまっすぐな瞳をしとる。だから、つまらん死に方だけはさせとうない」
「ありがとうございます」