「もぅ、とぼけて。
 ……仕方ないな。
 じゃあ、私も出来るって事を証明しますか。
 見ててね」
「え?
 あ……」
「ほらっ、出来た。
 私はお仲間だよ。
 君と同じ事が出来る。
 これが出来ると人間関係とか煩わしくなっちゃうよね。
 だってもっと自由な事が出来るんだもん。
 だけど、私は弱いから……
 人間同士の関係も大事にしてる。
 友達作っておしゃべりしたり、お洒落したり。
 そんな事してる。
 だけど、君は違うよね?
 君は孤高だ。
 1人でも生きていける。
 だから、君はこの力にまっすぐに向き合っている。
 今は私の方が上みたいだけど、多分、このまま行ったら、私は君に追い抜かされる。
 だから、君に託したい。
 私が叶えられなかった夢を君が叶えて欲しい。
 そう思っただけ。
 確かに私はずるいよね。
 私に出来なかった事を君に押しつけるんだから。
 ごめんね。
 でも、私は君に私の夢の先を見た。
 だから、君に伝えたかった。
 君も、このままだと死ぬ。
 バラバラになる。
 だからそうなる前に、対処して欲しい。
 私の代わりに夢の先を見て。
 お願い」