01 ファーストコンタクト


「君はいつもつまらなさそうにしているね」
 少女は少年に問いかける。
 少女の名前は、【藤宮 清世(ふじみや さやせ)】。
 少年の名前は、【内義田 詠和(うちぎだ よみかず)】と言った。
「つまらなくはないよ。
 別に……」
 と彼は答えた。
「そうかなぁ?
 いつも、心ここにあらずって顔しているけど?」
「僕は僕で考える事があるんだ。
 だからつまらなくはない」
「そうなんだ?
 じゃあ、何が楽しいの?
 君、現実に興味ないって顔をしている様に見えるけど?」
「……そうだね。
 確かに僕は人間自体に興味は無いかも知れない。
 だけど、僕は僕で好きにやっている。
 そんな事、君には関係ないと思うけど?」
「関係ならあるよ。
 私は君に、興味がある。
 それじゃ駄目かな?」