みんなに総反対されてもカノンの決意は変わらなかった。
 カノンもバカじゃない…何の勝算も無く言ったわけではなかった。
 彼女は四連星のアブソルーター達をセカンドアースから人を攫った略奪者としてではなく、何かを困っている存在として調べたのだ。
 四連星の天体観測をしてカノンが気付いたのは、その内の1星、アクアには厳しい超自然現象、スーパーナチュラルが襲いかかろうとしていることだった。
 多分、救出作戦を行う頃にはそれは起こり始めるだろうと推測できた。
 救出作戦も大事だが、アクアという星に襲いかかる脅威を取り除く事が先だと考えたのだ。もちろん、交渉もする。
 スーパーナチュラルに対し助け合えば、相手の気持ちもわかるし、こちらの思いも伝わる…カノンはそう考えていた。
 それに、吟侍に頼らなくても何とか出来る自分になりたい。
 そうも思っていた。
 だから、吟侍との冒険ではなく、彼とは別々の旅を選ぶことにしたのだ。