吟侍もカノンの事になると自由な発想が出来なくなってしまう。
 どうしても心配が先に立ってしまうのだ。
 そんな心配をよそに、ラボの重い扉が開かれた。
「出来たぁ~っ!出来たよ~、カノニウム!私はこれだ!これで行く!」
 くしゃくしゃの髪のカノンが元気に顔を出した。