コートの男、オリウァンコのかけらはクアンスティータの自動消去能力によって跡形もなく消された。
 力の無い者がクアンスティータに対し、悪意を持つとやられてしまうのだ。

 クアンスティータは生まれていないがその存在の脅威は既に世界に根付いているのだ。

 何にしてもオリウァンコの脅威は一時的に去った。

「さすが、吟侍!敵無しだな」
「へへっ、よせよぉ、ミゲル、照れるじゃねぇか」
 はやし立てるミゲルに照れる吟侍。
 だが、カノンは浮かない顔をしていた。
 自分のせいで、吟侍を危険にさらしてしまったと…。