「お花ちゃーん、これ、お花ちゃんのだってさー」
「ありがとうミゲル君。あれ?でも、それ私のじゃ…」
「もらっとけば?変なおっさんがこれ、お花ちゃんのだって言ってたし…」
「そう?じゃあ、他に落とし主がいなかったらありがたくもらっておくよ…」
 何気ない子供同士の会話だった…だが、
《言ったな。もらうと言ったな…》
 不敵な言葉がカノンの脳裏に響く…。
 いつもの悪夢の声じゃない…
 明らかに悪意に満ちた声だった