8 クアンスティータに挑む資格

『無事に…一件落着というやつだね』
 ティアグラはルフォスに声をかける。
『てめぇが言うな、てめぇが仕掛けたんだろうが…』
『僕は何もしていないよ、グルヌイユ君が勝手にやったことだよ』
『すっとぼけやがって、どうせ、全部てめぇの手のひらの上なんだろうが』
『別に良いじゃないか、結果的に君の吟侍君の力が跳ね上がったんだから』
『俺や、てめぇからすれば、何処が変わったんだかわかんねぇくらいの伸び率じゃねぇか!こんなんで喜べるか!』
『まぁまぁ、悪意があったとは言え、結果的に吟侍君の成長に協力出来て嬉しいよ』
『心にもねぇことをペラペラと…』
『…お礼という訳じゃないんだけど、教えてくれないかな?君が吟侍君にこだわる理由をね。お世辞にも吟侍君が特別に強いという風にも見えないし、君が言っている勇気というものを示す人間なら他にもいっぱいいるしね…。まぁ、吟侍君の戦い方は個性的で、魅力的ではあるけど、それは、もっと強くなったら、意味が出てくるもので、現在の実力では、あまり意味は無い様にも見えるしね…』