『ほら、ガキんちょ、入り口開けてやるから、とっとと帰れ!』
「ぶぅ~っルフォスちゃんも私を追い出そうとしてる~」
『てめぇの体の心配してやってんだよ!』
「優しいね、ルフォスちゃんは」
『…吟侍、送ってってやれ、どうもこいつといると調子が狂う…』
「まぁ、照れちゃって」
『照れてねぇよ!』
「おいら、ちょっと焼き餅だな…」
『色恋はてめぇらだけでやってろ、俺は興味ねぇ』
「ルフォスちゃんにはこれおいておくね、後で食べてね~」
『食わねぇよ!持って帰れ』
「美味しいのに…これは、草餅と言って、焼き餅ではないんだけど…」
『早く、帰れ!』
「ばいばーい、またね~」
『………』
 吟侍はカノンを連れて、元の世界に戻った。
 彼は、現実の世界とルフォスの世界を行ったり来たりの二重生活を続けていた。