4 カノン
「はい、お塩だよ、だけど、何に使うの?」
ティアグラと入れ替えで少女が一人ルフォスの世界に入って来た。
吟侍の彼女、カノンだった。
ティアグラは何故か、カノンの前では姿を現さなかった。
ティアグラが消えたのもカノンの気配を察知したからだろう。
カノンは女神御(めがみ)の化身という運命を背負って生まれた少女で、吟侍の住むメロディアス王国の第七王女でもあった。
侵略者に攫われかけたのを吟侍に救われた事もある。
それ以来、吟侍はカノンのお気に入りとなり、何となく、付き合っているような感じにもなっていた。
とは、言え、まだ、子供、キスもまだだが…。