今は、そんな強大、広大だった世界は見る影もなかった。

 そんな壊れかけの異世界が吟侍の修行場だった。

 吟侍だけではない。吟侍の幼なじみ達もルフォスの異世界で個別に修行を積み、力をつけていた。

 全ては、侵略者達に奴隷として攫われていった友達を救い出す力を得るためにである。

 殆ど残っていないとは言え、全部がない訳では無かった。

続く。