だから、俺は進む。
 俺でも通じると思うからこそ、希望を持って、ウィルヘルムと戦う決意をしている。
 エヴェリーナのため?
 いや、違うな。
 確かに、エヴェリーナの事は気にはなるが、妻に娶りたいとかそう言った感情は持っていない。
 相手は、元々架空の存在なのだから。
 それよりは、俺の今のレベルを知りたい。
 理解して、どこまでのレベルに通用するか試してみたい。
 これは後々の後継者達にも伝えようと思っている事だ。
 自分より格上の存在に挑もうとする後継者達に対して、俺はどのようなアドバイスをしたらいいか?
 それは、やってみないと出来ない。
 解らない。
 だから、強い相手に挑む。

続く。