この巨人達と行動を共にすれば、戦力にはなるかも知れないが、目立ちすぎる。
 ウィルヘルムがどんな力を持っているかも解っていない状態で、目立つのは命取りにもなりかねん。
 巨人達との交渉に使える材料も無いし、交渉ならば、後でチャンスもやってくるだろう。
 ならば、今、この巨人達と行動を共にする必要はないな。
 俺は、そう判断して、巨人達と関わらずに、その場をこっそりと離れて行った。
 幸い、結構、物事に無頓着な巨人達だったらしく、俺の動きを気にするでもなく、宴会を始めて騒ぎ出した。
 ここに居ては目立つ。
 俺はそそくさとその場を離れた。

続く。