そう思ってしばらく立ち止まっていると、
ズシン、ズシンと大きな地響きが立つ。
見ると、遠方から巨人が数名こちらに向かって歩いて来ているのが確認出来る。
これは厄介だと俺は思った。
特別な力を持っている相手であれば術を駆使して対抗も出来るが、相手が巨人であった場合、その巨体を利用した力任せの攻撃に出られたら俺は一溜まりもない。
純粋な力では、巨人のパワーには勝てないのだから。
その巨人が数名――数えると8名確認出来る。
8対1の不利もあり、がたいの不利もある。
俺は、この場に居ては不味いと思い、身を隠す事にした。
カビの生えた土地ではなく、そこから少し外れた位置に身を潜める。