俺は地球時代、様々な術を習得してきたんだ。
 こんな残虐な女ごときに遅れを取るつもりはない。
 そう思って戦闘態勢をとった。
 だが、サドマゾは、
「いい男だな……顔がという意味ではない。その精力がだ。長い時を生きてきたその胆力は素晴らしい。我は抱いてみたい……」
 と言ってきた。
 俺は一瞬、ゾッとなった。
 俺は男だし、サドマゾは女だ。
 お互い認めればそういう関係になってもおかしくはない。
 だが、そういうのとは違う。
 得体の知れない存在に蹂躙される。
 そんな不気味な気配が俺を襲った。