すると、配下達は我先にと罪人達の遺体に群がり食べ始めた。
 気の弱い者が見たら失神するような凄惨な光景だった。
 君子危うきに近寄らずという言葉もある。
 俺はやり過ごして、行こうと思ったのだが、
「そこの男、解っておるぞ」
 と声をかけてきた。
 隠れていたつもりだが、どうやら、サドマゾにはお見通しだったようだ。
 罪人達の始末の仕方を見ている限り、まともに話の通じる相手とも思えない。
 だったら、やるしかないか――
 俺はそう考えた。
 召喚師くらいなら、何度も手合わせはしている。
 対して珍しい術だとも思えんし、やってみるかと思った。

続く。