だが、サドマゾは動じない。
「サドマゾが命じる。いでい、ザンバ」
 と唱えると、魔法陣玉の一つから、黒い馬の様な存在が現れた。
 でかい。
 ざっと10メートルはある。
「ブルルルルルル……」
 ここからでも解る。この馬の戦闘力はかなりある。
「おおお……」
「うま?……」
 罪人達が驚く。
「サドマゾが命じる。そこの二人を殺せ」
 サドマゾが命令すると、ザンバは狂った様に暴れ出し、彼女が指した二人を跳ね飛ばした。
 たまらず、他の罪人達は逃げまどう。