奴は、エヴェリーナの住んでいる星の隣の惑星に住んでいた。
 ここを拠点として、様々な星を渡り、眠っていた神話を呼び覚まして、自身の神話として取り込む事を行ってきていた。
 ウィルヘルムによって加工された神話は新たなるエヴェリーナ神話としてリニューアルされ、生まれ変わる事になる。
 それで、奴は今、新たに持ってきた神話の加工の真っ最中って訳だ。
 だからこそ、エヴェリーナに対して、何のアプローチもかけて来なかったのだ。
 エヴェリーナに対しては普段、色んな神話のプレゼント攻撃という事でアプローチをしているようだ。
 俺は、エヴェリーナ神話を測定器にかけて計っていた。
 ギリシャ神話を1.000とするエヴェリーナ神話の数値は12.893という数値を出していた。