様々なイメージが混じって出来たため、様々な見られ方をしていたようだ。
 エヴェリーナ神話とはその創作物として誕生した彼女に惚れ込んだ男達が彼女を実在させるために複数の神話を取り込んだ物という事だった。
 どんどん膨れあがる神話にやがて創作物だったはずのエヴェリーナも意志を持つようになって来た。
 地球で言えば九十九神のようなものだ。
 エヴェリーナは力も得た。
 だが、それはとても小さな力。
 違和感を作り出すというだけのものだった。
 俺が惑わされたのもその力によるものだ。
 初めから意味など無かったのだ。
 エヴェリーナは理想が生んだ存在であるため、心はとても美しかった。
 だが、エヴェリーナに狂った男達は違う。
 彼女を神聖視する奴らは、無理矢理彼女の神話を盛り立てようと既に終わっている神話をいくつも掘り起こして来て、つぎはぎの様に伝説をつなぎ合わせていった。
 そこから、暴走が始まった。

続く。