「忘れたわい……」
「忘れたって言われても、気になるじゃないですか。じゃあ、覚えていらっしゃる武勇伝だけでも聞かせて下さいよ。あの時の話じゃなくてもかまいませんから」
「そう、言われてものう……」
「神父なら山ほどあるでしょう」
「冒険の話ならあるにはあるが、ワシはなるべくクアンスティータには関わらないと決めておるからのぅ」
「じゃあ、クアンスティータと関係ない話でもかまいませんよ」
「そうか?じゃが、どんな話をすれば良いのか……」
「何でもかまいませんよ。神父の話なら何でも面白そうですし、地球にいらっしゃった頃のお話でも全然……」