母の死と父の失踪を知った九核の化獣は動揺しました。
 我こそは最強だとそれぞれ争いを始めました。
 特に、母から世界を司る力を受け継いでいた【ティアグラ】と【ルフォス】の諍いは凄まじく、お互いが共倒れになるまで続きました。
 そして、残った七核の化獣は深神の配下の神御と頂魔の配下の悪空魔の策略によって倒されていきました。
 最後に残ったのは父、【ファーブラ・フィクタ】の叫んだ
「クアンスティータさえ産まれていればお前達など、一溜まりもなかったのに……」
 という言葉でした。
 敗れこそはしましたが、その言葉が神と悪魔に対して深い恐怖として残りました。

 ――というものだった。

続く。