「正確には第十雲界の神竜が持っている神玉をあなたに所有して欲しいのです。その神竜が持っているのは神玉ではなく、ある化獣の核なのです」
「化獣……【ファーブラ・フィクタ】神話の?」
「はい。七番の化獣、ルフォスの核です。このまま、神竜が核を持ち続ければ、近い内に、一番の化獣、ティアグラの刺客の襲撃を受けてスカイハイ神話は壊滅状態になると私の占術によって判明しました。ですが、ルフォスの核をあなたが所有し、千年ののちに現れるあなたの後継者に渡せれば、その後継者はかつて無い勇者となると出ました」
「後継者……」
「もちろん、スカイハイ神話はそれで、難を一時的に逃れる事が出来ます」
「一時的?」
「はい、あなたの後継者はその後、【クアンスティータ】と【クアースリータ】に関わる事になります。さすがに、この二核が関わると私の占術では結果を見ることは叶いません。どうなるかは全くわからないという状態です」
「俺の後継者がそんな危険な目に合うってのか?」
「はい。ですが、ルフォスの核を手に入れなければ、千年後にあなた方は滅ぼされます。ずっと格下の侵略者達によって――それを回避するにはルフォスの核が必要です」
続く。