正確には違う。
危険を感じる感覚が麻痺したからだ。
身体の感じる感覚を麻痺させたという事は人智を越える何かを感じてショック死しないように、身体が自己防衛で麻痺させたという事だからだ。
俺は勘違いをしていた。
恐らく、声の主は【ファーブラ・フィクタ】神話に連なるが、その神話に含まれないかけらの様なものだろう。
それでも、俺の予想範囲を大きく飛び越える力を持っている。
今の俺ではどうしようもない何かとたいじすることになる――。
そう思うと全身の毛穴から汗が噴き出した。
かなり離れたがそれでも震えが止まらなかった。
俺が、その場を離れたくなるほど恐怖した?