おいおい、冗談じゃない。
 最強だって解っていて見逃す必要がどこにある?
 最強とされる【クアンスティータ】と大半の強者を取り込んだとされる【クアースリータ】――
 俺は、この二つの単語に興味をそそられた。
「もっとも、探してもおらんがね。生まれてないものは探しようがないけど、【クアンスティータ】を求める者には不幸がつきまとう。やめときな」
「もういい、必要な情報は手に入った。悪いが、俺は、その【ファーブラ・フィクタ】神話とやらを追う。心配しなくても俺には、地球という星で得てきたたくさんの知識がある。その最強の神話とやらも十分に使いこなしてみせる」
「どんどん、死相が濃くなってるよ、あんた。死ぬだけならまだ良い。――死より恐ろしい目にだってあうんだよ」
「くどい、俺は探す。行くぞ、クラシック」
「あ、待って下さい、お父さん」
 俺はクラシックとギャロップと共に、酒場を後にした。
 俺は、それから【ファーブラ・フィクタ】の文献探しを始めた。

続く。