「ばあさん、ありがとうな。これは礼だ、とっとけ」
 俺は持ち金の半分をニガティーに渡した。
 すると、
「おぉ、こんなに……。あんたいい人そうだから、忠告しておく。決して最強を目指すな。目指した先に【クアンスティータ】がいる。あれはやばい。関わらす寝かせておくのが一番だ。目指すなら二番を目指しな。二番を名乗る神話ならあちこちにごまんとある。もっともその大半が【クアースリータ】の方に雲隠れしたがね。自ら進んで【クアースリータ】に喰われに行っとる。残っているのはそれを選択しなかった僅かな神話だ。それでも、あんたが、求める力としては十分過ぎる程のものだと思うがね」
 と言ってきた。